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全体的な計画

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法人内8園(+3分園) の保育の基本計画を全体的な計画として、各園の保育活動の基本方針となる「私たちの保育(Ⅰ)」を策定し、加えて実際の保育活動の具体的な姿(目標・内容)をまとめる「保育指導計画/[私たちの保育(Ⅱ)]」を作成します。
 

【Ⅰ】基本理念(福祉事業成り立ちと保育事業推進の基本理念)
〜事業全体で目指す事=この事業に携わる者全員がどこに向かって進むのか?〜

■基本の3つの理念 〜基本は「児童福祉=権利保障と実現」です〜
  1. 子どもの最善の利益(The best interrests of the child)を実現する環境づくりと子どもの自立支援(=子どもの権利の実現は国/社会が子どもたちに約束したこと)
  2. 共に育つ保育・子育て支援制度の充実と共に育てる地域文化の育成・伝達
    (子育ては家庭と保育園だけでなく地域や他の家庭とも共に支え合い、育ち合う中で)
  3. 子ども家庭福祉の質の向上(エンパワメント)を目指す福祉実践
    (「子どもか家庭か」から「子どもも家庭も」を基本に=児童福祉から子ども家庭福祉へ)
 
■上の3つを実現するために支えとなる2つの理念 〜「地域福祉」も大事〜
  1. 子ども・家族の暮らしと育ちを支える公的保育事業への参画推進・地域の力の再構築
    (地域資源としての公的保育制度の充実と、住民参加経営=社福制度再構築)
  2. 権利擁護・共に育つを基本とする地域福祉、生活支援ネット形成と運営
    (子どもの権利実現は、多様な権利擁護活動と連携した生活土台からの向上が支え)
    (生活と育ちを共に支え合うモデルとなる職員の参画と成長/キャリア自律・保障)

【Ⅱ】理念を事業に具体化する基本方針
〜目指す理念を具体的な事業へと具体化するためのグランドプラン〜

  1. 乳幼児期こそ人間性の核・土台の育ちが保障されるようにしよう
    □一人ひとりを大事にして子どもの成長・自立を支え、関わる大人と子どもが共に育つ保育園を目指そう。
    (=理念①の事業化プラン→子どもの最善の利益を目指す公的保育の重要性)
  2. できる限り、成人するまで子どもたちを見守っていこう
    □児童・学童期を見通した関わりへと繋がる取組みも担える保育園になろう(学校との連携)
    □街を子育て広場に、保育園を街の子育て広場に=繋がる子育てセーフネットの一員になろう。
    (=理念②の事業化プラン→地域資源としての公的保育システムの重要性)
  3. 親が親として育つこと、家庭が家庭として機能するようになることを支えよう
    □地域に求められ、誰でも必要な時に選べて利用できる保育園を目指そう
    □児童福祉の質の向上=子ども福祉+子ども家庭福祉へ(=理念③の事業家プラン)
    (=理念③の事業化プラン→子ども家庭福祉の核としての公的保育システムの重要性)
  4. 子育て・子育ちを支える地域の関係を広げ、子育ての土壌を掘り起こそう
    □地域の子育て家庭も共に育ちあう、どんな子も見放さない子育て文化の育成・発信
    □支え合い・分かち合う子育て、担い合う子育て(多様な困難を抱えた子どもも一緒に)
    (=理念④の事業化プラン→地域の力の具体化は社会福祉法人の力量強化と活性化で)
  5. 子育てが大人達を「育てる者への成長」を支える関係育ちの現場であることを発信しよう
    □子育ては「育てられる者から育てる者へ」の成長過程を支え、職員も保育者として共に
    成長する者であり、不断に学び・省察・再成長のキャリア自律が保障される必要がある。
    (=理念⑤の事業化プラン→職員が意欲的に保育に取り組めて成長できる職場づくり)
    →職員の自己育成・エンパワメントが大事な要素になる。
    □仕事/チーム目標として→「良い保育をしよう!」「良い保育園にしよう!」

杉の子保育会の保育基本方針を
各園の保育基本計画(私たちの保育(Ⅰ)へ

  1. 子どもたちのゆったりとした暮らしと、豊かな育ちを目指します。
    〜子育てに関わる様々な人と地域の力に支えられながら、子どもたちが今を良く生きることで、未来を作り出す力の基礎を培うことを目指した保育活動を行います。
    (→ 今を大切にし、子どもを主体として受け止める保育と共に育てる保育〜)
  2. 信頼と支え合いの子育てネットワークづくりを進め、地域の子育て家庭・保育者・ボランティア・保育園どうしの交流など、様々な人との交流を通して、共に成長し合い・子育ての喜びを分かちあい信頼を高めあえる地域づくりを進めます。
    (→ 街をみんなの子育て広場に・子どもたちを見守り合う地域づくり〜)
  3. 子育て中の両親と家族の暮らしを応援することを中心にして、誰もが必要な時に利用できる、開かれた保育園づくりをすすめます。
    (→ 保育園を地域の子育て広場に・親が親として育ち合う支援センターに〜)
  4. 子育てに関わる父母・家族と保育者が、共に育ち合い支え合う保育を行います。
    〜子どもたちを育む保育活動(=子育ち支援)と、父母・家族を支え、家族・地域と共に育ち合う活動(子育て支援)とを共に大事する保育活動を行います。
    (→ 子育て支援保育を保育の基本に/支え合い分かち合う子育て文化づくり〜)
  5. 子育ては「育てられる者から育てる者へ」の成長過程を支え、職員も保育者として共に成長する者であり、学び合い・確かめ合う中で職員全体が共に成長する場です。
    (→職員が意欲的に保育に取り組めて成長できる職場づくりを大事に)
◎ 保育活動の目標〜 こんな保育を・こんな子どもに〜

● 保育全体の目標
共に育て共に育つ〜 子ども達の< 遊びの自立> が目標です〜

周囲の大人達と子どもが共に生き支え合うことで、その子の「自分らしく生きる主体」が育つことが< 遊びの自立> には重要です。
【< 遊びの自立> とは… 子どもが自分で遊びを発見して、その主人公となったり、仲間と一緒に遊びを広げて楽しめて、一人一人の遊びの世界が豊かになること】

● 日々の保育・生活を通して目指す目標

  1. 一人一人の今を大事にして寄り添う共感的保育(主体育て)
  2. 人としての土台をしっかり育む保育(関わり育て)
  3. 遊びを大事にして体験・情感を豊かにする保育
  4. かしこさ・たくましさの土台をしっかり育む保育
  5. 家族や地域と一緒に育ち合う・育て合う保育(子育て支援保育)

私たちの保育の基本的視点と方法(保育原理)

  • <私たちの願い>や<保育の目標>を保育園の日々の保育活動を通して具体化するための基本的な考え方と保育の方法についてまとめました
  • ここでは保育所保育指針をベースにしながら、日々の保育を進めるにあたっての配慮点を挙げています。ここにまとめられている基本的視点は、私達の保育園での実勢や計画案の土台となるものです。

● 保育活動を進める際の基本的視点(保育目標)

  1. 一人一人の今を大事にして寄り添う共感的保育(主体育て)
  2. 人としての土台をしっかり育む保育(関わり育て)
  3. 遊びを大事にして体験・情感を豊かにする保育
  4. かしこさ・たくましさの土台をしっかり育む保育
  5. 家族や地域と一緒に育ち合う・育て合う保育(子育て支援保育)
 
■基本となる視点その① =一人一人の今を大事にして寄り添う共感的保育

● <そのために日々の保育ではこのように具体化します>

  1. 子どもたちを温かく受容し、共感しあい・伝え合い・共に育ち合う仲間(主体者)として受け止め、子どもたちの<真似ぶ>力を信頼してゆっくりと支えていく姿勢を基本として、日々の保育を進めていきます。
  2. 子どもたちが<安心感・信頼感>を土台にした<自ら育つ力>が充分発揮できるように、自然に活動にとけこめて、一人一人が生活体験を広げ・豊かにしていくことができる保育園の生活や環境を工夫し整えます。(環境と子育て文化による保育)

● 考え方=関わり方の基本

  • 子ども時代(=乳・幼児期)の育ちの課題は、<一人の主体者として共感的に受け止められることを土台にして今を充実して生きること・安心して生き生きと生活すること>を通して、人が生きるために最も基本となる力である<生命力=自分を主体者として育てていく意欲と力>を蓄えることです。
    そのために、私たちの保育活動の第一歩は、子どもたちが<自分の居場所として安心して生活する・遊べる環境を整える>事を基本に据えることから始まります。
  • 乳幼児期の子どもたちは、周囲の大人たちから寄せられる愛情(=支えと信頼)を手がかりにして、自分が信頼されている安心感と生きる力の源を豊かにふくらませていくことができます。日々の保育活動の中では、子どもたちを、かけがえのない一人一人として、今ある丸ごとの存在をしっかり共感的に受けとめ、<今・ここで>子どもたちが生き生きと生活し・その子にふさわしく育つことができるように支えていく事が中心となります。
    (※育ち支援としての保育は共感と受け止めが基本となるという視点)
  • 私たちの身近な地域の中にも、様々な要因から、生きることに不安を抱え、生存と成長が脅かされる危険な状態に置かれた子どもたちがいること、そして子育てに悩み行き詰まり苦しんでいる親たちがいる可能性があることにも留意し、近隣で暮らす人たちが早期に気づいてあげる必要があります。これら虐待を受けている可能性に気づいた場合は、その危機的状態を改善するために必要な通報等、専門機関の援助を得ながら問題の解決に取り組む必要があります。(※特別な気遣いを必要とする子どもへの「対応マニュアル」)
    また、生命の危機には至らないものの、十分な養護が与えられていない状況が察知されるなど、今を安心して十分に生きて育つことが脅かされている可能性を抱えながら暮らす子ども達も、まずは今をまるごと受けとめられ、その不安や・恐怖を自分で訴えたり、もっと楽しく過ごしたいという生きる力を取り戻す支えとなる関わりを築いていく必要があります。
    保育園は、これら生存と成長が脅かされる子ども達の心に寄り添えるような場所として自らを成長させ、地域の支える力の一つとして頼られる存在になっていく責務があります。
 
■基本となる視点その② = <人>としての土台をしっかりと育みます。

● <そのために日々の保育ではこのように具体化します>

  1. 私たちの保育は、子どもが自分で遊びを発見して、その主人公となったり、仲間と一緒に遊びを広げて楽しめて、一人一人の遊びの世界が豊かに広がる<遊びの自立>を保育活動全体の目標にしています。
  2. 乳・幼児期の子どもたちの育ちを支える保育活動を進めるために、私たちは<遊び活動>を最も大切にします。自分が主人公になりながら、仲間と共に夢中になって体験する中で、葛藤を乗り越えて関わりを広げ、一人一人の経験や知恵と心の土台を確かなものに育てていく手がかりを豊かに与えてくれる活動である遊び活動をしっかり保障して支えることを日々の保育活動の中心にすえます。
  3. 子どもたちが無理なく<遊びと仲間との生活>に参加でき、体験を広げていくことができるように、<年齢にこだわらない仲間関係=縦割り保育>と<保育園の中はどこでも自分たちの居場所>という安心感を土台にして、自分が発見した(=やってみたい)遊びをたっぷりと自由に遊びこめる、様々な活動コーナーでの活動が豊かに広がるように、環境を準備し整えていきます。
  4. 乳幼児期に私たちが育みたい、その子らしさと人としての土台の中心に<遊び込む力=遊びの自立> <生活する力・身辺自立> <関わる力・支え合いと学び=社会的課題解決への貢献力の基礎>を置いています。この3つの力は一人一人が安心して過ごせる場と、たくさんの仲間と共に過ごせる時間の中で育まれ、関係性が育つことにより試され、蓄えられ、一人一人の自己肯定感の土台となっていくものです。
  5. 加えて、いつも隣にいる大人達(職員と両親・家族)が手を携えて共に関わり、子ども達をしっかりと見守り、支え、共感を重ね、共に成長しながら環境を改善していくことで、質の向上へと繋げていく必要があります。(育てる者の成長・環境改善)

● 考え方=関わり方の基本

  • 乳幼児期の子どもたちは、大人たちに信頼され・しっかり支えられる環境の中で、この時期に最もふさわしく、子どもたちの心と体を育てるために欠かせない、<遊びの世界>を充実して生きることを通して、目に見えにくいけれど大事な生きる力・育つ力の源であり、人としての土台となる、<主体性=自分への信頼感><自己肯定=誇りの気持ち>を、気持ちの底に蓄えて、たくましく育っていきます。
  • 幼い子どもたちが一歩一歩自分を育て(=自分づくり)ながら、より広い世界・大きな社会の中で生き・育つためには、子どもに共感し・寄り添って生活を共にする大人の支え=心の拠り所(安心基地/愛着形成)が必要です。加えて、共に育つ友達・仲間たちから、自分の存在と、自分らしい固有の世界が大事にされ、また自分も仲間を大事にする関わりを豊かに体験することを通して、自らを育てていきます。(=葛藤と情動の自己調整・調律)
    そのために私たちの保育は、一人一人の子どもの「遊びの世界」が豊かに広がることを大事にして、日々がたっぷりと遊びに満たされ、ゆったり・充実した生活体験の中から、周囲の世界に勇気をもって関わっていく<意欲と自信=かけがえのない自分を育てる力>を育くむことを大事にしていきます。
  • 子どもたちが豊かに育つために、自分で選んで考え・行動できる環境(「空間」)とじっくり落ち着いて取り組める、ゆったりとした暮らし(「時間」)、響きあい・磨きあう「仲間」、という三つの「間」が大事ですが、それに加えて長い人生の中での、かけがえのないこの時期=今を生きる人という「人間」としての土台となる<今という「間」>を大切にしていきます。
 
■基本となる視点その③/④
かしこさ・たくましさの土台をしっかりと育みます。
遊びを大事にして、体験と情感を豊かにする保育。

● <そのために日々の保育ではこのように具体化します>

  1. 子どもたちが自分の世界を広げる意欲に寄り添いながら、<見守りと共感で関わる場面> <子どもたちが発見し創造した偶然のチャンスを大人たちが応援して広げて確かめ豊かにしていく場面> <大人が伝えたい遊びや想像力をを豊かにする素材や技術・表現方法などをみんなで練習して確かめ身につけていく場面> を、日々の生活の中に多様に織り込んでいきます。それぞれの活動は、夫々の場面で活動が生き生きとつながり響き合って広がることを目標にして、子どもたちの体験的な学びの方法を中心にして、かしこさの土台を育んでいきます。
  2. 様々な表現活動( 体/ リズム/ 踊り・ことば・音楽・造形など) が、日々の生活や遊びの中で楽しまれ、関わりを豊かにしていけるように、遊びの中で自然に利用できる材料・道具・場所を整えて、いつでも自由に多様な表現が楽しめる環境を整えます。また、みんなで作る表現・新しい素材や方法に取り組み楽しむなど、一人一人の表現が豊かに育まれるようにします。
  3. 子どもたちのかしこさ・たくましさの土台は、保育園での毎日の生活や遊びが、豊かに・しっかりと体験されて自分のものとなり、自分から世 界を広げていく意欲が元になって育まれます。この時期の子どもが体と心の全部を使って取り組める、こまぎれでない丸ごとの活動を豊かに体験し、仲間と伝え合い響き合って世界が広がる活動をたっぷりと体験できるように、手がかりとなる環境、素材を整え、遊びの世界が豊かに広がるように応援し、支えていきます。( 力とは環境にある可能性を適切に引き出し行動化できること。環境との相互交渉力でもある。)
  4. 子どもたちの活動を「できる・できない」の狭い視点で評価したり・大人の思いどうりを優先する関わりではなく、子どもたちに共感する関わり を基本にして、子どもたちが、トラブルや失敗・葛藤をたくさん含んだ活動の過程全部を楽しむ体験を重ねることで、自分の世界を広げていく

● 考え方=関わり方の基本

  • 子どもたちの心の世界は、大人たちからの支えと信頼をエネルギーにして、自分が選び・集中して遊び込む活動を十分にやり通すことの中で広がり、豊かに育まれていきます。保育園は子どもたちが仲間と共に生活し・育ちあう場であり、一人一人の子どもたちが、存分に自分らしさを発揮する生きた活動が、仲間の活動と出会い・響き合って、想像力や創造力がきたえられ、関わる力が育まれていきます。日々の生活そのものが子どもたちのかしこさを育てる土台になります。
    ※ 賢さとは、人や物などの環境の豊かさ・奥深さに気づき、またそこに関わる楽しさ、面白さに裏付けられた、環境と関係性の可能性を引き出し活用する力である。一個人の内に固定して、形作られる個体能力ではなく、環境や文化に根拠づけられ、環境との間に存在する間主観的関係力である。(心は体の内側にあるのではなく、関わりの中にあるもの。)
    乳幼児期の子どもの育ちをしっかり支えるための保育活動を、大人達が構成する際に求められることは、子ども自身が主人公となり(=主体として受け止められ)、参加し解決することができる、細切れでない・丸ごとの活動によって構成される必要があります。そのために私たちの保育では、日々の保育活動を構成する基本的領域を「生活」・「遊び」・「関わり」とします。
  • 子どもたちが、結果や出来映だけにとらわれてしまわず、トラブルや失敗・葛藤ををたくさん含んだ活動の過程全部が楽しめ、繰り返し試し続けることが大事です。そのために、子どもたちの活動を「目先のできる・できない」の狭い視点で評価することではなく、<子どもたちが<楽しんで・じっくりりと・夢中になって活動しているか>、<遊びが豊かに広がるか>をしっかり見守り、共感する関わり(=充実・楽しさ・喜び・悲しみ・悩み・ハラハラ・どきどきを一緒に味わい・伝え合うこと)を基本にして、子どもたちが自分の世界を広げていくことを共に喜び合うことを通して<自分が育ち変わっていくことへの勇気やあきらめない意欲>を育みます。
  • 大人の評価を気にかけて、速さや量だけを競う力を強化する部分的な作業(操作活動/生活や遊びの中に生かし切れない知識の量や記号の操作など)だけでは子どもたちが自分を育てていく根をしっかりと育てることはできません。
    この時期にもっともふさわしい、こまぎれでない、全身で感じ・確かめ・伝え合う活動をたっぷりと体験することを通して、本物のかしこさ・たくましさ(主体者・自尊心・勇気/広く大きな世界へのあこがれと冒険心など)の土台が育まれていきます。
  • <やってみようという気もち=意欲><なんだろう、面白そうだという好奇心><どうしてだろう、どうなっているんだろうを自分が全身で確かめてみる探求心>が豊かに育つような、本物の生活体験や、仲間との遊びにたくさん出会えるように手がかりや広がりがたくさんある環境を整え、子どもたちの挑戦や冒険を応援し支えていきます。
    (周りの世界の広がり・奥深さへの関心と冒険心、探求心)
 
■基本となる視点その⑤ 地域や家庭と一緒に育ち合う・育て合う保育を

● <そのために日々の保育ではこのように具体化します>

  1. 子どもたちに楽しい保育園生活を、家族( 親たち) の子育ても受けとめ認め合いながら、共に子育てを支える元気を出し合える保育園に。
    ( → 育て合いのパートナーとしての保育園と親・家族)
  2. 子どもたちの日々の暮らしと育ちを、< 心= 子どもを信頼して育ちを支える、園と家庭夫々の特徴・利点を生かす> と< 物=日々の生活用品や生活の素材を分担して整える) の両面から、共に支え合います。
  3. 子どもたちの着実な育ちを、保育園と家族・親が共に手をつないで支え合うために、まず大人どうし( 保育者と親・家族)が互いに信頼を寄せ 合い、夫々の場で焦ったり不安にならず子育てができるように、互いに語り合い・育ち合い・成長していける関係を大事にします。
    ( → 子育て支援としての保育活動)
  4. それぞれの家庭や親子の暮らしの中での出来事や発見、大事にしていることなど保育園と家庭が伝え合い・分かち合いながら、子育てを支えあ っていきます。
    ( → 保育園は子育ての知恵の伝えあい・育ち合いの場)
  5. 保育園をみんなの広場に、街中( 地域) を遊び場に。
    ( → 地域にも開かれた保育園、地域に育てられる子どもたち)

● 考え方=関わり方の基本

  • 保育園での保育は家族(親)の子育てを支え応援するものでもあります。子育ては、地域や社会にも支えられながら、家族が日々生活していく中に織り込まれた営みですが、その家族の子育てを地域社会が支える仕組みの一つが保育園での保育であり子育て支援の取り組みです。
    子どもたちの健やかな育ちにとって、保育園での生活や子育てを真ん中にして保育や子育てを家族(親)と共に担い・共に育ち合うことが必要です。(権利保障の方法としての保育)
    ( → 育て合いのパートナーとしての保育園と親・家族)
  • 保育園には、たくさん仲間がいて、たくさんの家族が出会い、共に支えあう大きな家族のような生活と暮らしがあります。保育者たちは、一人一人の子どもたちが、日々の生活を通してしっかりと、たくましく育つことを願いながら、様々な工夫や配慮をし、毎日の保育がなされます。
    それでも、子どもたちにとっては、丸ごとの自分をさらけ出したり、精一杯甘えたりして情緒的な満足を得たり、自分が欠けがえない存在だという安心感を育むなどの点から見ると、誰よりもその子どもを信頼し・安心して子どもたちを送り出し、また迎え入れてくれる家族(親)に支えられていることが大事であり大きな比重をもっているものです。
    子どもがたくましく育つ生命力や自分を育てていこうという意欲の基礎となる安心感や自己肯定感をしっかりと満たして、元気が育つために、「家族・親子」の暮らしと保育園での生活がしっかりとつながり、支え合っていくことが欠かせません。
  • 現在の社会の中での子育ては、家族や保育園に負担や責任が集中しやすく、また支えてくれる人や物(環境)も限られ、それでも親なら(保育園なら)上手く・失敗なく子育てできて当たり前という周囲の目や、自分の子育てに自信がもてず、周りと比較して焦ってしまうことなど、様々な困難や不安を抱えていることが目につくようになりました。加えて、乳児の時から保育園に預ける事を親の責任放棄だと咎める風潮もまだまだ強く、仕事との両立を支えてくれる就労環境づくりを進めてくれない企業や、迷惑がる同僚との関係調整に苦労する事もあります。
    社会全体で子育てを支え合っていく仕組みが十分整っているとはいえず、本来子育ての重要な担い手であり又大事な子育て支援の資源でもある「地域」から、子育て力(資源と関わり)が失われつつあることも否めません。このように、限られた支え合いの手だてだからこそ、お互いに上手く生かし合う知恵を出し合いながら、子どもたちの確かな育ちを、保育園と家族・親が共に手をつないで支え合っていく必要があります。
    そのために、まず大人どうし(保育者と親・家族)が互いに信頼を寄せ合い、夫々の場で工夫しあいながら、互いに育て合い・成長していくことが求められています。
    ( → 子育て支援としての保育活動/相互支援としての保育活動)
  • 保育園での子育て・保育は地域に支えられ、地域の街や様々な人・様々な暮らしや仕事、自然に助けられて成り立ちます。子どもたちにとっても、様々な周囲の世界を直接体験したり、冒険する中で想像力や行動力をたくましくしてくことができます。街の中の子育ても私たちの保育の大きな内容になります。(=相互支援と相互貢献としての保育の仕組み)
    同時に、周囲に住む子育て中の家族や、小さな子どもたちにとって、保育園は遊び場や遊び仲間の一つになっていくことも求められます。私たちが地域の人たちに助けられるように、地域にも開かれた保育園でありたいと思っています。
    ( → 地域に開かれた保育園と、地域に育てられる子どもたち)
  • 保育者だけでなく、保育園を構成するすべての職員たちは、子どもたちに最も身近な大人として、子どもたちとの日々の生活をより確かなもののにしていくために、互いに支えあい、相互に学び合います。(研修と成長/キャリア自律が必要であり、育成プログラムづくりを進めます。)
    日々の保育を営む実践のための方法や知恵を、日々の暮らしや子どもたちの姿を通して学び、親たちとも一緒に学び合い、また広く学びと出会いの場を創り、必要な情報や表現を自分たちから発信するために、様々な表現活動にも挑戦していきます。
    ( → 保育者・職員の支えあいと地域と繋がった学びあい)
  • ここにまとめられた、私たちの保育の基本姿勢・基本となる視点は、保育園に関わる全ての職員の共通の土台となります。この基本の視点を踏まえて、各担当ごとにそれぞれの仕事の計画づくりや、環境づくり、職員育成プランなどに具体化されていきます。
  • 私たちの保育活動や目標のあり方を提示する際の基準的指針として『保育所保育指針』を土台にします。保育の目標、内容と方法、そして子育て支援のあり方についてなどの標準的な目安として準拠するものであり、加えてどの保育園を選んでも基本的な内容と質の保育を利用できるようにすることが、保育園の社会的役割の一つでもあるからです。
  • 『保育所保育指針』は、全国の保育園が準拠し大事にしながら、その上でそれぞれの園が創意工夫を加えて、少しでも良い保育へと向上させていくための手がかり(基準指標)となるものと考えます。「子どもの最善の利益」を目指す、日々の保育活動を自己評価しながら向上を目指す取り組みを進める際の、基準的な目安となるものです。
    (子どもの育ちや保育の内容を振り返り、評価・反省する際の指標として活用し、次への改善に取り組む質の向上のための目安的指標としても活用していきます。)
  • 『指針』は一言一句に従うべき「目標」ではなく、活用され、又豊富化されながら自らが改善・向上を目指していく、標準的な参照指標であり、大切なのは現場の主体的で、創造的な取り組みであるはずです。私たちの保育(計画)もその一端を担いたいと願っています。法人の全体的な計画は、ここにまとめられた基本方針を基にして、保育指針で提示された内容(保育活動がおさえる幅と求められる基準)を整理して編成されます。
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